植物性たん白の応用食品・料理

植物性たん白調理例 - 形いろいろ、ヘルシーさも抜群!-

大豆や小麦から、たん白質を分離・濃縮したものが「植物性たん白」で、粉末状、粒状、ペースト状などの形態に分かれます。形態によって食感も様々です。
植物性たん白は、蒲鉾、ハムなどおなじみの市販食品に広範囲に使われていますが、家庭で料理にそのまま使うことも可能です。
植物性たん白は、脂肪が少なくヘルシーで、料理のバラエティを広げてくれる素材として注目されています。

料理レシピ例

植物性たん白の南蛮漬け

植物性たん白の南蛮漬け

しっかり味をつけて作りおきできる

詳しくはこちら
植物性たん白入りさつま揚げ

植物性たん白入りさつま揚げ

魚のすり身がまとめやすく、なめらかな口ざわりに

詳しくはこちら
 植物性たん白のそぼろ丼

植物性たん白のそぼろ丼

柔らかくて食べやすく作り方はスピーディ

詳しくはこちら
植物性たん白と野菜の炊き合わせ

植物性たん白と野菜の炊き合わせ

肉のような食感があり、誰にも好まれます

詳しくはこちら
植物性たん白入りひと口揚げ

植物性たん白入りひと口揚げ

粉末状のものをつなぎに使ってたん白質の量をアップ

詳しくはこちら

最近のレシピ情報

最近では、インターネット上にも多くの料理レシピが掲載されており、植物性たん白を使用したものも少なくありません。
どなたでも簡単に利用できるウェブサイトをいくつかご紹介します。
「大豆たん白」や「大豆ミート」、「小麦たん白」や「小麦グルテン」などのキーワードで、植物性たん白を使用したレシピを検索できます。

  • クックパッド

    クックパッド株式会社が「毎日の料理を楽しみにする事業」の一環として運営している、料理レシピ投稿・検索サービスです。

  • レシピブログ

    アイランド株式会社が「料理インフルエンサーマーケティング・料理インフルエンサープロモーション事業」の一環として運営している、料理ブログのポータルサイトです。

植物性たん白に関する商品や取り組み

当協会の会員企業の情報を中心に、植物性たん白の商品や取り組みについて紹介します。

会員企業の商品

  • SOIA SOIYA

    昭和産業株式会社は、どんな調理法、どんなメニューにも対応できる、自由自在に調理が可能な植物性食材の新ブランド 「SOIA SOIYA(ソイアソイヤ)」を2024年8月に発表しました。
    このブランドの大豆たん白新商品として「HMSP」(High moisture solution protein)を発売。昭和産業の独自技術により、大豆たん白を帯状のシートに成型することに成功。ダイス・ブロック・スティック・麺状まで、自在にカットしてご使用いただけます。調理方法も煮る・焼く・揚げる・炒める・茹でる・蒸すなど、どんな調理法にもご使用いただけます。
    大豆という「穀物」の可能性を最大限に引き出すとともに、使う人の自由で多様な発想を導き、プラントベースフードの新しい時代を切り拓きます。
    新ブランド「SOIA SOIYA」の発表を記念し、当ブランドの特長や魅力、料理での活用を広く認知いただくために、飲食店コラボレーションプロジェクトを始動します。
    第 1 弾は、和食料理とのコラボレーションを実施。7 年連続でミシュランの星を獲得した名店「鈴なり」(東京都新宿区荒木町)にて、主人 村田明彦氏による、大豆たん白新商品「HMSP」を使った創作和食料理を提供します(※事前に店舗にお問い合わせください)。

  • MUGIBASE

    長田産業株式会社は、2024年1月より組織状乾燥粒状小麦たん白「MUGIBASE」を業務用市場に向けて販売開始しました。
    「MUGIBASE」は、長田産業の特許取得製法により製造された組織状小麦たん白です。多孔質で弾力のある組織は、復水後に肉様の食感を演出します。自然な穀物の風味を有するとともに、最終製品への味の影響が少ないことも大きな特徴です。 また、粒状品としては、たん白質含有率も非常に高く(約80%)、耐熱性も有していますので、高たん白食品やレトルト食品などへの応用も期待されます。 CO2排出量についても食肉と比較して有意に低いため、環境負荷の小さい食品づくりにもお役立て頂けます。プラントベースフードの改良のみならず、様々な分野でご活用頂けます。

  • GOODNOON

    不二製油株式会社は、「植物性素材でおいしさと健康を追求し、サステナブルな食の未来」の実現に向けたフラッグシップとして2022年に「GOODNOON」ブランドを立ち上げました。
    同ブランドは、植物性に長年こだわってきた同社の植物性食品の中から厳選された5つの要件「新規性」「わかりやすさ」「驚きのおいしさ」「人と地球の健康」「社会課題解決型」を満たす製品群で、大豆加工素材「プライムソイミート」や植物性ダシなどがこのブランドに含まれます。

  • プライムソイミート

    不二製油株式会社は、長年培ってきた油脂とたん白の加工技術を応用することで、肉らしいかみ応えや食感、ジューシー感などを再現した新しい大豆ミート素材「プライムソイミート」を2022年8月に販売開始しました。
    不二製油独自の新技術プライムテクスチャー製法により、「大豆のおいしさ」を活かしつつ、「肉の様な繊維感や噛み応え」と「くちどけ」を両立しています。

  • MIRACORE®

    MIRACORE®は、不二製油株式会社が2021年2月にリリースした、植物性食品を楽しく選べる未来を実現するために植物性の油脂とたん白を組み合わせて「満足感」をつくる技術ブランドです。
    MIRACORE®を活用した植物性ダシ製品を使うことで、植物性食品でありながら動物性食品を食べたときのような満足感を付与できるため、豚骨ラーメンらしさやカツオダシらしさのような動物性食品「らしさ」を表現できます。

  • まめたん

    昭和産業株式会社が、お肉の代わりに!いろいろ使える大豆ミート「まめたん」を2020年10月に全国発売しました。
    ミンチタイプの大豆ミートで、水で3分もどすだけでひき肉のような形状になり、ひき肉の代わりとして簡単にご使用いただけます。 また、保存に便利なチャック付きで、使いたい時に使いたい分だけ使うことができます。 たん白質や食物繊維がたっぷり含まれていて、コレステロールもゼロ。おいしく食物繊維を摂りたい方や、コレステロールが気になる方、 お肉は胃にもたれやすいなどの理由でたん白質が不足しがちなシニア層にもぜひご活用いただきたい商品です。

  • ソイルプロ

    株式会社ニップンとオーケー食品工業株式会社は、豆腐を由来原料とした新しいタイプの植物性たんぱく素材「ソイルプロ そぼろタイプ」を2020年10月に発売しました。
    近年、植物性原料を使用したプラントベースフード市場が拡大していることから、このような社会的なニーズに応えるため、健康と美味しさにこだわった素材「ソイルプロ」を開発しました。「ソイルプロ」は豆腐を原料とした、一般的な粒状大豆たん白 (大豆ミート)とは異なる新素材です。特許取得済みの製法によって、大豆特有の香りを抑えたクセのない風味と噛み応えのある弾力感を実現しています。

  • まめのりさん®

    株式会社J-オイルミルズは、大豆から生まれたシート食品の「まめのりさん®︎」を海外販売しています。巻いてそのまま食べるのはもちろん、揚げる、煮る、蒸す、焼くなどさまざまな調理が可能。メニューをよりいっそう、おいしく楽しく演出できます。
    食品の持つ水分ですぐなじみ、密着性にすぐれ、料理素材の風味をいかしますから、和・洋・中を問わず、お店の個性を表現する新しいメニューづくり、オリジナリティあふれる盛り付けにご利用いただけます。
    北米を中心に中東やEUにも出荷が伸びています。特に北米では登録商標である「MAMENORI SAN®」が浸透し、ブランドとして確立しております。

会員企業以外の商品

  • Mankai「マンカイ」

    味の素株式会社は、次世代の食資源と期待される世界最小の葉野菜、マンカイ(ウォルフィア)を主成分とする次世代ベジタブルドリンク「Mankai®[マンカイ]」を2021年7月に新発売しました。
    「ビタミン、ミネラル、食物繊維だけでなく、筋肉や血液などのもととなる良質な植物性たんぱく質(プロテイン)を含む60種類の栄養素が詰まった、 たんぱく質(プロテイン)と1日の野菜摂取目標量の1/3以上を同時にチャージできる全く新しい次世代ベジタブルドリンク」とのことです。
    「Mankai」は、イスラエルのベンチャー企業であるヒノマン社がイスラエルにおいて育成者権を保有する水草/ウキクサ(英名:duckweed)の一種で、 既存のたんぱく質素材に比べて体内で消化・吸収効率に優れているそうです。

  • HOBOTAMA

    キユーピー株式会社が、2021年6月、原材料の大部分を植物由来のものから作った「HOBOTAMA」(ほぼたま)を業務用市場に向けて新発売しました。豆乳加工品をベースに、スクランブルエッグのような見た目と食感を再現したプラントベースフードであり、シェフが丁寧に手作りしたような半熟感を再現、「プレーンな味わいで、パンや野菜などと相性がよく、サンドイッチや朝食メニューなどに幅広く使用できます」とのことです。

植物性たん白に関する様々な取り組み

  • フードテック官民協議会

    農林水産省が中心となって、食品企業、ベンチャー企業、関係省庁、研究機関などの関係者が集まり、食・農林水産業の発展や食料安全保障の強化に資するフードテックなどの新興技術について、協調領域の課題解決や新市場開拓を促進するため、2020年10月に産学官連携による「フードテック官民協議会」が発足しました。
    当協会は、会員として参加し、国内外のフードテックをめぐる動向などの情報収集に努めております。

  • 『代替プロテインによる食品素材開発 ~植物肉・昆虫食・藻類利用食・培養肉が導く食のイノベーション~』

    2021年7月、株式会社エヌ・ティー・エスから上記書籍(監修は東京大学大学院情報理工学系研究科教授の竹内昌治氏)が発行されました。 内容は、「①世界的に加速する食糧問題、地球の危機を救う 「代替肉」フードテック最新動向!②動物を殺さない“培養肉”が食肉業界を革新! ――培養肉の調製、細胞組織の積層、具体的なステーキ肉の作製などを掲載! ③植物肉、昆虫食、藻類利用食の基礎、要素技術から製品開発など、持続可能なタンパク源を探る!」というものです。

お問い合わせ

一般社団法人 日本植物蛋白食品協会への
お問い合わせは下記までお願いします。